婚礼でよく使われる用語や意味・由来などについて説明しております。

結納

結婚が決まった両家の縁組みの儀式です。基本的には新郎の家から新婦の家へ、婚礼の用意(衣装、嫁入り道具など)のための費用や贈り物を贈るのがならわしとなっており、新婦の側からは結納返しを渡します。結納という儀式自体は、もともとは仲人をたてて行なわれるものでしたが、最近は仲人をたてず、両家の両親と、新郎新婦だけで行なわれる結納も多くなっています。

結納の意味

婚姻により両家が「結」びつくことを祝い、贈り物を「納」め合う儀式。一般的には新郎家から、新婦家へ、結納の品を納める。現代では帯や着物の代わりに金子包み(結納金)を贈る。結納は通常、両家の間の私的な儀式であるが、結納により「結婚をします」という約束を正式に交わしたことになる。

結納金

結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈られる金銭であり、本来贈られていた着物地や帯地に代わるものである。「御帯料」「小袖料」「帯地料」などと呼ばれる。結婚情報誌などでは新郎の給料の2ヶ月分ないし3ヶ月分が目安だとされるが、明確な規定や標準金額は存在しない。また現代では、都市部を中心に結納金 を渡す風習そのものが廃れつつある。

結納返し

新婦側は、一定の金品を、結納返しとして新郎側へ贈る。着物地に対して袴地を贈ったことから、「御袴料」(おんはかまりょう)、「袴地料」とも呼ばれる。

結納費用

男性側と女性側とで、費用の負担の割合に差がありましたが、最近では両家で折半が多いようです。結納の費用とは、男女それぞれが用意する結納金や結納品を除いたもので、会場を借りる費用や、仲人夫婦の分も含めた会食費などのこと。